前職では、主にダイオキシン類の分析業務を行っていました。長年勤めていたその職場から地元に戻ることを決意した際、次に挑戦する仕事も『環境に関連する分野で働きたい』という強い思いがありました。その中で目にしたのが岐阜県環境研究所の求人情報でした。特に、『地球環境の安心と安全を目指して』という言葉が心に響き、これこそがこれまでの経験を活かしながら、さらに新しい挑戦ができる仕事だと直感しました。
現在は、アスベスト事前調査を担当しています。この業務は、建築物の中に石綿(アスベスト)が含まれていないか調査のため、実際に建材を採取しています。現場では、建築物の図面を確認して、現場を隅々まで歩き回りながら、工具を使って建材の一部を削り取ります。見知らぬ現地に足を踏み入れて、全ての部屋を丹念に見て回り、掘削をするのは、まるで探検家になったような気分です。また、社内に戻った後は、調査結果を基にした報告書を作成するのも重要な業務となります。現地での作業とデスクワークがバランスよく配置されているため、仕事にメリハリがあり、常に新鮮な気持ちで取り組むことができます。
調査対象となる建築物は、小規模なものから非常に大規模なものまで様々です。特に、大規模な建築物では増築や改修により、一つの建物でも年代が異なる部分があり、建材の種類も多岐にわたります。そのため、調査結果をまとめる作業は非常に大変ですが、それだけに完成した時の達成感もひとしおです。大変な苦労を乗り越えた先にある満足感と、自分の仕事が確実に役に立っているという実感が、この仕事の醍醐味だと感じています。
職場の雰囲気は非常にアットホームで、困っている時には誰かが自然と手を差し伸べてくれる環境が整っています。私自身も、同僚が困っている場面では率先して手助けをするよう心がけており、職場全体で助け合いの精神が根付いていると感じています。また、私の部署ではデスクワークも多いですが、外に出て現場調査を行う時間も長いため、自然と気分転換ができる点も気に入っています。オフィスワークとフィールドワークのバランスが取れていることが、仕事を続ける上での大きな魅力だと感じています。
アスベスト調査では、建物の施主様や依頼者様と直接話をする機会が多くあります。その中で、アスベストに関する具体的な質問や、関連薬剤についての専門的な問い合わせをいただくことも少なくありません。入社当初は、質問に対して的確な答えを返すことができず、上司に相談することが多かったです。しかし、現在ではお客様に納得していただける回答を自信を持って提供できるようになりました。お客様の信頼を得られるようになったことで、成長を実感する場面が増えています。
顕微鏡を覗くことが好きな方や、外に出て建物内部を観察するのが好きな方です。また、普段は入れないような建物を探検してみたいという好奇心旺盛な方や、人と話すことを楽しめる方にもぜひ来ていただきたいです。未経験でも挑戦してみたいという方であれば、サポート体制も充実しているので是非きてください。
経験がない方や、これまで全く異なる職種で働いていた方も心配しないでください。やる気と向上心があれば問題ありません。私たちは、そうした方々をしっかりとサポートし、必要なスキルや知識を丁寧に教える環境を整えています。
事前調査の仕事では、行ったことのない場所へ行く機会が多く、建物調査は、まさに探検そのものです。『ぜひ一緒に探検にいきましょう!』新しい仲間が増えることを心待ちにしています!
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