2023.05.18

定性分析のJIS A 1481-1とJIS A 1481-2の違いは何ですか

JIS A 1481-1は、素材が異なる層ごとに分析する方法です。
分析には実体顕微鏡と偏光顕微鏡を使用してアスベストの形態や光学的特性により、アスベストの有無と種類を判定します。建築用仕上塗材など層状の試料の場合は、どの層に含有しているかをご報告します。

JIS A 1481-2は、適切に調製した試料をX線回折装置と位相差・分散顕微鏡を使用して
アスベストの有無と種類を判定します。X線回折装置による分析が反映されることから
分析者の力量に左右されにくい分析方法です。